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2005年12月28日 (水)

金田一がマイブーム

2005-1227-2355

えぇ…平成十七年の年末に、何故か金田一にハマってる自分。
金田一とは、祖父に京助(言語学者) 、父に春彦(国語学者)を持つ、最近TVでも活躍されてる金田一秀穂氏ではなく、無論、勝手に孫を名乗って、その偉大な考案者にスジを通してるのかすら怪しい漫画やドラマのアレでもありませぬ。
そう、故・横溝正史氏が書かれた小説の中で活躍する探偵「金田一耕助」の事です

発端は2ヶ月くらい前、夜中に映画の『悪霊島』をTVでやってて…これが見事につまらない、お粗末なもんでした ┐(´ー`)┌
'81年公開で監督は篠田正浩、金田一を演ずるのは鹿賀丈史、イメージソングにビートルズの「レット・イット・ビー」を使い、PRのキャッチは「鵺(ヌエ)の鳴く夜は恐ろしい…」と、30代半ば以上の方には憶えのある内容でしょうかね。
で、見終わった後、いやいやいいやいや…随分前だけど自分がTVで見た映画の金田一はもっともっと面白かったハズ…と思って、時間が取れる時、他にある映像化作品を1本々々それぞれレンタルでじっくり見たですよ

んで結論から書くと、監督・市川崑、及び石坂浩二演ずるその金田一作品は素晴らしい、という事につきます。
角川映画ブームの火付け役である'76年の『犬神家の一族』から、'77年『悪魔の手毬唄』、同年『獄門島』、'78年『女王蜂』、'79年『病院坂の首縊りの家』までの5作品、映画館では観れてないけど、どれも1回はTV放映時に見て恐怖におののいた映画であり、懐かしくもありました

しかし今改めて見ると、殺人・惨劇・因習・怨念といういわゆる“恐さ”だけでは語れない、作品全てに連ねかれた映像美があって、良き日本像を眺めるといった側面も十二分にあるという事に驚かされますね。
また、現代の業界ではほとんどお目にかかれない素晴らしい役者陣も作品に重厚さを増していて、主役の石坂浩二さんもさることながら、とりわけ女優さん達にウットリする事請け合いですし、各作品にお約束で出てくるキャラ的な役者さん達にも拍手を送りたい

で、そんな私はこれで完全にハマったですよ今更。
市川&石坂シリーズは前述作品以外には無いから、古谷一行さんが金田一を演ずるTVシリーズもあらかた見倒したし、やはり原作も…と、金田一耕助が出てくる作品を今現在読み漁ってる訳でして…。
そそ、原作本は昔、父の書棚で見かけた記憶があるけど探すの面倒なので新刊を買ってるです。ただ残念なのは、現在発行されてる文庫では、表紙があの恐いイラストじゃないのね…あれが良かったのに。
それと闇雲に差別用語だからと、昔の作品を言葉狩り的な改訂をするのは如何なものかと…と言っても何処をどう変えたのか分からないけど

さて、参考までに映画版では、作品スケールや豪華さなら『犬神家の一族』、人間の哀しさなら『悪魔の手毬唄』、猟奇的な手法の面白さなら『獄門島』の3本をまずは激しくお薦め。
後の4・5作品目は、シリーズが好きになったら見とけ…というレベルかな…悪くはないんですけどね(ちなみに『犬神家〜』の佐武が地井武男だったなんて初めて気付いたし、『獄門島』の小坊主・了沢役は、何と後の『機動戦士ガンダム』のシャアなどの声優をしてる池田秀一だなんて…)。

TVの古谷版では、何と言っても『悪魔が来たりて笛を吹く』が恐い((((;゚Д゚)))、また同じく『獄門島』も、一連の映画からはかなり品下がるこのTV版シリーズの中では群を抜いて良作です。さらに映画では原作と変えているラストも、このTV版ではほぼ忠実。
最後に原作は、『八つ墓村』が飛びぬけていい。次点で『獄門島』『本陣殺人事件』あたりでしょうか

そんな私ですから、正月明けにやるフジTVの『女王蜂』はちょい楽しみになってきたんです。
ただ、シリーズとして作品化された前2作の『犬神家の一族』と『八つ墓村』は、正直、どうも途中でch変えたか何かで内容をよく憶えていない。
理由は言うまでもなく、稲垣吾郎演ずる金田一の大根具合なんですが、金田一耕助としての雰囲気だけは良かったし、製作人もそれを知ってか脇はそこそこ固めてたでしょ

だから今回はここまで書いてように、改めて過去作品それぞれに触れ直して個人的に盛り上がってるから、もう一度しっかり見てみようかなぁ…と思った次第。
んな訳で、録画の予定をさっき入れときましたよぅ。そこはかとない期待をフジに込めて

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